2011年02月17日

タバコ農家・タバコ屋報道の真実

しばしば「タバコ販売が低迷してタバコ農家やタバコ屋が困っている」といった主旨のニュースやコラムなどが出てきます。

こういった同情誘う記事が出てくる原因は、少しでもタバコ離れを防ぐための、マスコミの大スポンサーであるJTと御用記者によるものです。

酷いものだと「タバコ屋のおばあちゃんが…」と、基本的に老人に親切な日本人の性質を悪用し、同情心や判官贔屓を引き起こさせる報道を行います。実際には小汚いオッサンとかがタバコ屋利権を利用したありえないほど怠惰な商売をやってるだけです。
参考:http://www.youtube.com/watch?v=uP-uNxIDq34


タバコ以外の業種などにおいて、このような偏向報道、同情を誘うような記事はそう滅多とありません。例えば法律改正後の大規模商業施設の進出によって、商店街がシャッター街になる、などで一般の小売店の閉店が相次ぎました。ところが一般的な小売店に同情させる報道は殆どありません。

タバコだけが、タバコ農家が困ってる、タバコ屋が困ってる、といった報道を頻繁にして貰えるという、異常な厚遇がされます。

原発問題でも、農家全体が困ってるという報道は適切ですが、タバコ農家だけをピックアップして、タバコの作付け断念、タバコ農家が困ってる、という報道がされるのも異常です。(そもそも50年も前から放射性物質ポロニウム210が含まれる事が判明し、何も対処しようともしないタバコ産業に、風評被害も何もあったものではない。そして原発事故をいいことに自主的に作付けを辞めて補償金を請求し、本当に補償が必要な人たちの原資を奪い取りに来ています。)


日本において、葉たばこの買い取りは実質的にJTが仕切っています。価格も、買取量・生産量も胸先三寸と言っても良いでしょう。

タバコ農家を救う方法は、JTが補償金を払ってタバコ生産以外に転業させるか、JTが責任を持って多量に買い取るべきなのです。

年々買い取り額を引き下げ、購入の比率も国内タバコをどんどんと減らし(10年で約半分:JT公式サイト資料より)、使用する葉タバコを海外産中心へとシフトしています。

国産葉たばこは低品質で価格は高く、逆に海外葉たばこは安いからです。

だから本音の部分では完全に国産タバコは廃業させたいのですが、ある程度のまとまった数のタバコ農家がいれば、タバコに同情的な報道をするのに利用できるので、変則的な宣伝広告費や販売促進費として飲み込んでいるわけです。


また海外タバコには、不正な労働状況という問題も常につきまといます。

発展途上国では安いタバコを栽培するために、完全に違法な児童労働(≒奴隷労働)が行われています。中には5歳児という幼子まで含まれ、過酷な状況で死の危険と隣り合わせでかつ低賃金で、マラウィだけでも8万人前後の児童が奴隷のように働かされているのが現実です。
【プラン・ジャパン】タバコの葉摘みでニコチン被害を受ける子どもたち 〜マラウィより〜
フィリップモリス社 カザフスタンのタバコ生産における児童労働
恐らくこれも氷山の一角でしょう。発展途上国の目の届かないところで、一体、何十万人、何百万人の児童労働(≒奴隷労働)が強いられてるのでしょうか。
関連:子供の未来を奪う企業

加えて発展途上国で本当に必要な農業をタバコ栽培が奪い取り、土地を衰退させ、森林伐採を増加させ、環境破壊を引き起こし、工業化や産業発展を促さず目先のタバコ労働に駆り立て、貧困を生じさせ、発展途上国を常に弱者たらしめてる要因の一つとなっています。

タバコ会社はこのような事実を全て知っています。知った上で、弱者を虐げながら搾取の商売を続けているのです。


JTは禁煙の風潮を妨げるため、マスコミの大スポンサーという立場を悪用し、あらゆる手を使ってきます。

タバコ屋が次々と潰れている、という報道も多いですが、増えすぎたタバコ販売許可店が元の数字に戻っただけで、20年前と販売店の数は殆ど変わってません(タバコ販売許可店数:JTサイトより)
参考:国内のタバコ販売本数をグラフ化してみる

販売本数は2、3割ほど減ってる一方で、タバコ屋の数が殆ど変わらない…つまりそれだけタバコ屋は儲かってるのです。

コンビニなどの参入で苦しいなどと言ってるのも、これまで贅沢をしてきたから、金や欲望をコントロール出来ないから、苦しいと言ってるだけで同情の余地は無いのです。

それに加えて、2010年の値上がりによる禁煙者の数は結局それほどでもなく、便乗値上げによって1本あたりの利益が増えたため、まだまだタバコ屋の儲けは確保されてるわけです。


タバコ屋は特殊利権で、認可は一定区間に1店舗しかおりないため、他の殆どの商売と違って有利な展開が出来ます。

粗利は10%で、ニコチンによるヘロインよりも強い依存のおかげで、安定したリピーターがいます。仕入れる・売れる、の繰り返し。“売るではなく売れる”です。

これほど楽で、儲かる、しかも経営のための専門知識などが必要の無い、人間的な成長の伴わない、ぼろい商売はありませんね。

また販売の多くを自販機で行うため、実労働時間はかなり短く済みます。有り余る時間は、ぼろもうけした金で遊んだり、組織的に連携を取ってタバコ擁護のための工作活動をしてるのでしょう。ネット上でも活動していますね。
参考:神奈川県アンケートJT組織票事件詳報
読売新聞JT自作自演

タバコ農家とタバコ屋を並べましたが、こういった労働的な観点も交えますと、より悪質なのはタバコ屋でしょうね。

タバコ農家はまだ利用されてるとも取れる面がありますが、タバコ屋は基本的にJTと同等かそれ以下の倫理観で動いています。売れればいい、騙してもいい、それが全てです。

勿論、最も悪いのは戦略的に人を騙し、何も責任を取らないタバコ会社が頂点であるのは言うまでもありませんが。


タバコ会社の出す、世間を惑わすための情報の裏には、莫大な金が動いてることを忘れてはなりません。
posted by 美人薄煙 at 08:27 | Comment(0) | タバコ資料・考察・他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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