2011年12月02日

JT子会社の密輸事件の要点

以前から触れているように(タバコの密輸はタバコ会社が主導)、JTも密輸に大きく関わっています。

今回、また新たにJT子会社による大規模な密輸と酷い工作が発覚しました。本文は長いので要点だけ箇条書きにしてみました。

要点
●JT子会社の内部調査チームは、給料さえもらえれば良いと考える人で構成された、ただの世間向けお飾りのチームだった。
●元CIAアナリストのデビット・レイノルズが執行役員として就任し、彼は英国警察やアメリカ特殊部隊経験のある選りすぐりのチームを作り真面目に仕事をした。
●密輸に深く関わりJT子会社と取引する代理店は、マフィアと関わりが深く、禁固刑を受けた人間が経営する極めて反社会的な代理店だがJT子会社は変えようとしない。
●欧州警察機構が明らかにした、タバコの大規模密輸事件に関わった企業と個人の名簿には、JT子会社の社員と代理業者が13人含まれていた。
●調査チームのPCには特殊なトロイが仕掛けられた。JT子会社が30万ドル支払ってカナダの企業に依頼したためである事は、JT子会社のメールとメモに残っており、副社長マークはハッキング命令を出した事を認めている。
●JT子会社は、かつて「罰金よりも密輸の儲けの方が大きい、ばれないようにやれ」と社内で指示していた、元ギャラハーやRJRの役員を迎えている。
●JT子会社の役員が密輸に深く関与してる事を、デビットがJT本社の専務で法務責任者である下村隆一に報告したところ、デビットと第一助手は解雇された。
●デビットの結成したチームも、解雇されたり、別の部署に追いやられたり、多額の口止め料を渡され機密保持の契約を結ばされた。

ロイター通信が11/4に報道した、OCCRP (組織犯罪汚職摘発プロジェクト)による調査結果です。OCCRPは優れた調査報道を行った団体・個人に贈られるDaniel Pearl Global Investigative Journalism Awardを受賞しています。

元記事:JT international(JTI) による密輸事件についての調査要請 日本禁煙学会(記事全体・ソース確認はリンク先参照)
解雇された他の調査員はすぐにライバル企業の役員が拾い上げている。レイノルズ氏と一緒に解雇された上級調査員の一人は、JTIが呈示した10万ドルの解雇手当を拒否したと述べている。何故なら、それをもらってしまえば、会社で知り得たことを口外しないという誓約書に署名したと同じことになるためである。彼は「鏡に映った自分を見つめる義務があります」と語った。

これがCoolだったのでここだけ引用。
posted by 美人薄煙 at 00:41 | Comment(1) | 調査/研究/医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
禁煙始めました!
まずは個人で出来る事。
国民って個人の集合体だと思います。
Posted by くまま at 2012年03月17日 18:52
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