2012年04月13日

御用記事2件 

私はタバコを吸わないのだが…などと称して、その後展開する内容は殆どがタバコ産業の広報と同じ。まるでJTの代弁者である…といった事例は多々ある。ロジャー・スクルートン事件やエンストローム論文などが有名だが、タバコ産業から金をもらえれば、(タバコに問題があるとわかった上で)タバコを擁護するスタンス。

養老孟司の著書には「地位や肩書きを悪用して、いずれ返すその地位や肩書きを汚すような真似をするな」といった感じの内容が書かれている。ところが著者の養老氏もJTから講演料を貰っては、最初に禁煙運動をしたのはナチスだから禁煙ファシズムだなんだと吹聴している。(彼に限らず大学教授レベルなら、少なくとも1600年頃に禁煙運動があった事などわからないはずもなく、ファシズムの意味も勘違いする事の方が難しい。彼のような露骨な歴史や事象の間違い・勘違いはありえない。要するに資金を提供してくれる企業の御用学者と成り下がっていると言っても良い。)

よく御用学者らしき怪しい学者や文化人がいるが、彼らの知識レベルならばタバコやタバコ産業に痛烈な問題がある事はわかっていないはずが無い。(ごく希には居るかもしれないが。)その上で、タバコ産業側に便宜を図るのだから、よほど悪質である。

学の無い人がよくやるように、宣伝イメージに騙されてタバコは素晴らしい、とか言う方がよっぽどかわいらしいものである。

この早稲田の教授の言い分も、結構な的外れで当ブログで出してる過去ニュースでも指摘済みの下らない事を根拠としていたり、的外れな話となっている。

もっと酷いのが、「タバコは太りやすくなる」を地でいく体重100kgの巨漢、飯島勲。言う事が悉く面白い。【>厚生労働大臣に就任した小宮山が、日本に根付いてきた「分煙」という社会を飛び越えて、喫煙者そのものを抹殺しようと日々改革に邁進しているのだ。】などのように、規制を分煙で止めたいJTの意図を、分煙前提の日本社会であると決めた上で、喫煙者抹殺という物騒な言葉を用いて妄想と感情で語ってる。

その後は定番の、喫煙率と肺癌のグラフ。タイムラグを無視したお馴染みのタバコ擁護者の論法。海外では同様な形のグラフから、肺癌の減少へと移行している。例えば米国では喫煙率の減少は日本より早く到来し、実際に肺癌死亡率も低下が始まっている。ただ日本は原発事故と放射能葉タバコ使用のタバコの影響で発癌率が高まり続けるリスクも懸念される。

またナスやトマトにニコチンが含まれるという話だが、含有量はタバコ(植物)の0.0001%程度。タバコ産業大手だった、ブラウンアンドウィリアムソン社の副社長、ジェフリー・ワイガンド氏によれば「喫煙者を依存状態に保つには0.4mg〜1.2mgのニコチンが必要。(添加物の使用などでニコチンレベルの操作を行っていた。)」と語ったように、依存を引き起こす土俵にすら乗れない少量。また摂取で危険となる致死量は60mg前後。論外である。

また喫煙者がクレームを入れたり暴れるなどを恐れて、禁煙に踏み切れない事なかれ主義の方が多い現実は無視して、禁煙になるのは事なかれ主義のせいだ、と逆転の発想。

また煙は出ないが害はあるタバコのゼロスタイル擁護も酷い。ANAが禁止された事に怒りを燃やすこの飯島勲、何を思ったか2011年度の単年度の事故件数を唐突に出して、だからANAはダメだと言いたげな主張を始める。ゼロスタイルを禁止しないJALの方が優れてると言いたげだ。

この方は、会社更生法とか知らないのではないか、と一般常識に疑問がわく御仁である。単発や単年度の事故を話題にする事など意味はなく、例えば単純に死亡者数が多い事故はJALが起こしている。また航空機内での火器(マッチ、ライター)による事故は考慮していない。何ともご都合主義である。

更に彼の逆転の発想は飛躍し、タバコ産業から資金提供を受けた無数の御用学者については一切触れず、外資系の企業から金を貰ってる学者は〜とか語り出す。読者が少し賢い人なら、ヤブヘビやブーメランになりかねない話題を出している。浅はかである。

毒物を添加して自然ではありえない有害物質を出す煙と、ろうそくや線香の煙を同列に考えて、それらも有害だから辞めろと言えと言い出す。ネットのコピペでこの手の痛い論法を見た事があるが、タバコに人格を支配されるとコピペレベルのタバコ擁護をするようになるのだろう。

そして危機管理意識の低いダメ議員らしく、タバコ部屋で情報交換と言い出す。情報漏洩で莫大な損失を生じさせるリスクについて考えた事の無い、民間経験の少ない典型的な浅はかな考えが垣間見える。特に【>社内派閥の動向やスキャンダル、倒産などの極めて重要な情報がいとも簡単に手に入るのだ。】などと、仕事をせずに人の顔色だけ伺う事や、人の醜聞を利用する嫌らしい本音をうっかり語ってるあたり、浅はかだ。確かにそのような連中が跋扈して大手を触れるブラック企業では、すぐに倒産するだろうし、口の軽い喫煙者が倒産などの噂を聞けば、すぐ吹聴するだろうから重要な情報がいとも簡単に手に入るだろう。一体どんな物差しを持ってるのだこの人は…。

それにしても手品の種を知ってるネタを見るかの如く、事実を知ってるとこの手の御用記事はお粗末だと失笑するほかない。

元記事:禁煙によるデメリットを直視せよ【前編】 - 分煙ソリューション | 日経レストラン ONLINE(記事全体・ソース確認はリンク先参照)
元記事:「禁煙ファッショ」小宮山厚労相にモノ申す 飯島 勲 「リーダーの掟」:PRESIDENT Online - プレジデント(記事全体・ソース確認はリンク先参照)
posted by 美人薄煙 at 01:43 | Comment(0) | 体験/コラム/他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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